ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

万年筆用インクの容量単価

先の「万年筆のインクの色なんてどうでもよくね」に定番色以外のインクはコストパフォーマンスが悪いと書いた。だがそれだけでは具体的にどれほどコストパフォーマンスが悪いのか想像できないかと思う。

なので主要メーカと私が知っているメーカのインク単価を比較しておく。これを見て自分の無駄さに気がついて欲しい。


以下、私が調べた現在でのボトルインクの価格。海外メーカについてはどのメーカにしてもWebサイトをまともに見ることが出来ずインクの値段もわからなかったので他のWebサイトから調べた。

商品名 ボトルタイプ 価格 1ml単価
Pilot インキ30ml 30ml 400円 13.3円
Pilot インキ70ml 70ml 1000円 14.2円
Pilot インキ350ml 350ml 1500円 4.2円
Pilot 色彩雫 50ml 1500円 30円
SAILOR 極黒 50ml 2000円 40円
SAILOR 四季彩 50ml 1000円 20円
SAILOR ジェントル 50ml 1000円 20円
PLATINUM 瓶インク 60ml 1200円 20円
PLATINUM 水性染料インク 30ml 400円 13.3円
PARKER Quink 57ml 800円 14円
Pelikan ボトルインク 62.5ml 800円 12.8円
MontBlanc 30ml 2100円 70円
WATERMAN 50ml 1200円 24円
LAMY 50ml 1100円 22円

やはりなんと行ってもコストパフォーマンスが高いのがパイロットの350mlボトルになるだろう。他のメーカの最も安価なものから比べても1/3の価格になる。最も高いのがやはりというべきかモンブランで1mlあたり70円もする。私がこのインクを使えば1日に100円以上かかるということだ。モンブランは実用よりも鑑賞目的としているところがあるとおもうがそれにしても高い。

パイロットでは小容量インクボトルでも14円前後にも関わらず、色彩雫はやはり30円と倍以上の価格となっている。そして、30円というのは他のメーカの一般的なインクに比べても高いものになる。これも私の用途では1日に50円以上かかるということだ。

そして驚いたのが、限定色や文具店が作っているインクは1ml単価100円を超えるものがあるということ。プリンタのインクを超える驚くべき価格ではないだろうか。



ずっとパイロットのインクを使っていたために他のメーカのインクの値段を知ることはなかった。正直驚いてしまった。もしパイロットの350mlボトルがなければ私は万年筆をここまで使いはしなかっただろう。それ程に他が高額だ。ボールペンのリフィルが50円や100円なのでいかに高額であるかわかりやすいだろう。

パイロットのインクにはパイロットの万年筆と考えてパイロットのものを購入していたが、もちろんそれも正解であったと思う。