万年筆用インクの容量単価
先の「万年筆のインクの色なんてどうでもよくね」に定番色以外のインクはコストパフォーマンスが悪いと書いた。だがそれだけでは具体的にどれほどコストパフォーマンスが悪いのか想像できないかと思う。
なので主要メーカと私が知っているメーカのインク単価を比較しておく。これを見て自分の無駄さに気がついて欲しい。
セーラー万年筆 万年筆 顔料ボトルインク 極黒 13-2001-220
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パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-50-TAK タケスミ
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以下、私が調べた現在でのボトルインクの価格。海外メーカについてはどのメーカにしてもWebサイトをまともに見ることが出来ずインクの値段もわからなかったので他のWebサイトから調べた。
商品名 | ボトルタイプ | 価格 | 1ml単価 |
---|---|---|---|
Pilot インキ30ml | 30ml | 400円 | 13.3円 |
Pilot インキ70ml | 70ml | 1000円 | 14.2円 |
Pilot インキ350ml | 350ml | 1500円 | 4.2円 |
Pilot 色彩雫 | 50ml | 1500円 | 30円 |
SAILOR 極黒 | 50ml | 2000円 | 40円 |
SAILOR 四季彩 | 50ml | 1000円 | 20円 |
SAILOR ジェントル | 50ml | 1000円 | 20円 |
PLATINUM 瓶インク | 60ml | 1200円 | 20円 |
PLATINUM 水性染料インク | 30ml | 400円 | 13.3円 |
PARKER Quink | 57ml | 800円 | 14円 |
Pelikan ボトルインク | 62.5ml | 800円 | 12.8円 |
MontBlanc | 30ml | 2100円 | 70円 |
WATERMAN | 50ml | 1200円 | 24円 |
LAMY | 50ml | 1100円 | 22円 |
やはりなんと行ってもコストパフォーマンスが高いのがパイロットの350mlボトルになるだろう。他のメーカの最も安価なものから比べても1/3の価格になる。最も高いのがやはりというべきかモンブランで1mlあたり70円もする。私がこのインクを使えば1日に100円以上かかるということだ。モンブランは実用よりも鑑賞目的としているところがあるとおもうがそれにしても高い。
パイロットでは小容量インクボトルでも14円前後にも関わらず、色彩雫はやはり30円と倍以上の価格となっている。そして、30円というのは他のメーカの一般的なインクに比べても高いものになる。これも私の用途では1日に50円以上かかるということだ。
そして驚いたのが、限定色や文具店が作っているインクは1ml単価100円を超えるものがあるということ。プリンタのインクを超える驚くべき価格ではないだろうか。
ずっとパイロットのインクを使っていたために他のメーカのインクの値段を知ることはなかった。正直驚いてしまった。もしパイロットの350mlボトルがなければ私は万年筆をここまで使いはしなかっただろう。それ程に他が高額だ。ボールペンのリフィルが50円や100円なのでいかに高額であるかわかりやすいだろう。