迷路の外には何がある?
ブログを書いていない時期に多量に読書をしていた。その中でもなかなか面白く、シリーズや関連書籍を購入したのに「リーズはどこへ消えた?」がある。
多分話題になっていた当時にタイトルを聞いたことがあり、流行っている本は読まないという反骨精神あふれる若気の至りだったので、読もうとは思わなかった。
だが流行るということはやはり面白みはある。スペンサー・ジョンソンの書籍数冊と、チーズはどこへ消えた?の考察本数冊を読んだ。
本書はタイトルから「チーズはどこへ消えた?その後の物語」と、著者名を覚えていない人のために、関連書籍であることを教えてくれている。かく言う私も、この内容から興味を持ち購入した。
『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語
- 作者: スペンサー・ジョンソン,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
特製ケース入り『チーズはどこへ消えた?』『迷路の外には何がある?』 2冊セット
- 作者: スペンサー・ジョンソン,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
ここまでで内容について触れていない点でわかるかと思うが、特に面白みのない書籍。チーズはどこへ消えた?を読んだときのように考えさせられることはなく、話がトントン拍子で進んでいく。
一つ気に入ったのがこれ
あなたとあなたの信念はイコールではない
あなたは自分の信念を選ぶことができる
まさにそうだ。
会話でも生産物でも、自分が発した言葉、自分が書いた絵、自分が作ったものを自分と勘違いしている人がいる。
私も経験してきた、プログラムのバグを指摘すると、必死にそのバグが潜んだ原因を言い訳しようとする人がいる。言い訳など必要ない。それはあなたが作ったかもしれないが、あなたそのものではない。自分が作ったものを否定されると自分が否定されていると感じるのか怒りを表したり、必死に守ろうとする人があるが、それは大きな間違いだ。
自分の作り出したものは自分から切り離されたものでもないし、自分の分身でもない。
あなたとあなたの信念が違うように、あなたの生産物もあなたではない。
あなたは自分の信念を選ぶことができるように、生産物を捨てることもできる。
自分の信念を捨て、新たな信念を選びだそう。
それが、新たなチーズを生み出すことになる。