ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

トンボ ズーム ZOOM L102 多機能ペン SB-TZLA83

久しぶりにペンを買った。

文房具は好きで今までいろいろなものを買ってきたが、筆記具を買うのは数年ぶりになるかと思う。特にシャープペンとボールペンは好きではない上、多機能が好きじゃないので生涯で買うとは思ってもいなかった製品になる。

普段は赤と黒の万年筆とユニホルダーとボールペンを1本づつ持ち歩いている。このように普段からペンを4本持ち歩いているのだが、正直かなり邪魔だ。私は記憶力が良くないため常にノートを持ち歩いてそれにメモしているのだが、色を変えるためにペンを持ち変えるのも大変にわずらわしい。

こういった事情から背に腹は変えられないと3色ボールペンの購入を考えていたのだが、丁度この製品のレビューを見て買うことに。色は2色でいいので丁度いい。シャーペンは使わないのでユニホルダーとこのペンを2本持ち歩くことにした。


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最近のこういった製品全てに思うのだが、なぜ箱に入れるのかがわからない。この箱に入れないだけで製造原価を数十円下げることが出来ると思うんだ。パッケージを100円ボールペンと同じく素にするか、ビニールの吊りパッケージにすれば流通費用も安くなる。店舗の在庫コストも安くなるので、販売価格を少なくとも100円は下げることが出来るようになるかと思う。製品を出したら箱はゴミなわけだからゴミは少ないほうがいい。ゴミにお金をかけて貰っても困る。ゴミにお金を払いたくもない。
そもそも、箱のあるなしで100円値段が違うのであれば箱無しを買う人が多いかと思う。高級感を出すための箱かもしれないが、その箱のために高級になっている。万年筆が入っている桐の箱なんて、単体で買うといくらくらいするんだろう。

展示品がなかったため写真で見て選んだのだが、赤かと思ったらピンクであったことにびっくり。色盲バンザイ。名前もダリアピンクという名前なので単に気がつかなかっただけかも。

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本体は非常に軽く、重心も中心辺りにあり握りやすい。ただし、本体を振るとカラカラうるさい。不良品かとも思った。

安い三色ボールペンしか今まで見たことがなかったので、本体をひねって出す軸を変えるかと思ったのだがどこも回せない。どうやっても黒のボールペンしか出てこない。リリースボタンも1つしか無い。間違って多機能ペンではなくて黒のボールペンを買ってしまったのではないかとも思った。

だが違ったようだ。私が時代についていけていないだけだった。

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軸の切り替えは、出したい軸のマークを上にしてノックするようだ。ペンの上部外周に3つのマークがあり、そのマークを上にしてノックする。本体を振るとカラカラ言うのはこのスイッチングのせいの様子。画期的すぎて逆にわかりづらい。値札に書いてあったけど。


実際に書いてみると、インクも粘性はそれほど高くなく書きやすい。結構サラサラと書ける。胴はアルミ製だが薄く軽量なので3軸ペンにしては軽いほうかと思う。握りも丁度いい太さでしばらく書いていても疲れず握りやすい。
だが、グリップも色は違うものの金属製の塗装グリップなので、ラバーグリップに慣れた力を入れて握る人には少々つらいかもしれない。
リリースはペン上部のサイドボタンになるのだが、胴からあまり出っ張っておらず少し内部に押し込まないとリリースされないようになっている。ちょっと指があたってリリースされるようなことはない。かなり考えて作られている。

ボディは全体的に金属製なので長く使えるかと思う。ただし、軸のカラカラチェンジャーはどれくらい耐久性があるのかわからない。


総評: カラカラうるさいけど良いもの。

ステッドラー マルス テクニコ 芯ホルダー 780 C

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