戦う僕らのＲＧＢ （ＳＳ）―after the Festival― 晴海 まどか(著)

前作、晴海まどかさんの著書【戦う僕らのＲＧＢ】の後日談、アフターストーリーになる。

前書の記事でも書いた通り、タイ・フェス後それぞれがどのような学園生活が気になっていた。気になって仕方がなかった。気になりすぎて、完結してから読みたかったと思っているほど。
本書ではその気になった点の大部分が描かれている。登場人物それぞれのわだかまりがどのようになったのか、学校生活はどうなっているのか、広い視点で後日談が書かれている。

だが本書でもまだ完結しておらず、11月12月に続編が出る予定で、それで完結する様子。(詳しくは晴海まどかさんの著者ページにて)

戦う僕らのＲＧＢ （ＳＳ）―after the Festival―

後日談としてはタイ・フェスから一週間の夏休みまでの話になり、登場人物同士のわだかまりが、それぞれ一対一の関係で描かれている。なので、内容紹介には「ショートストーリー集」とあるのかと思う。

熾烈な駆け引き・バトルがあった〈タイ・フェス〉から一週間。
長かったネクタイ抗争が終結し、それぞれが抱える思いとは？

「戦う僕らのRGB」後日談ショートストーリー集！
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ショートストーリー集と聞くと、それぞれの話が絡み合わずに展開しているように思うかもしれないが、1週間という期間のそれぞれ並列する時間軸での後日談になるためそのような書き方になっている。

それぞれがどのような心境でタイ・フェスを終え、次の登校日を迎えるのか。それからの学校生活、部活動をどのように行なっていくのか。ヒエラルキーは解決されるのか。

【戦う僕らのＲＧＢ】を読んで本書を読まない手はない。是非とも読んで欲しい。

次の続編の【戦う僕らの革命Black】に続く後日談にもなる。

戦う僕らのＲＧＢ （上）

戦う僕らのＲＧＢ （下）

戦う僕らのＲＧＢ （ＳＳ）―after the Festival―

*1:Amazonの本書紹介より引用