ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

ペパボの教科書 インターネットサービスではじめる、あたらしい自分 paperboy&co.(著)

これはひどい。

Twitterで「布教のために10冊ほど購入した」と言う書き込みを見たので、それ程にペパボの魅力がわかるのかと思い購入して読んだ。ひどいというかカタログとしか思えないほど。

タイトルから、「ペパボの魅力を伝える」や「ペパボを使っている人々のノウハウ」、「ペパボ利用者のペパボじゃなければならない理由」が書かれているのかと思いきや、それらは全く書かれていない。

木村カエラ地獄のミサワ等の有名人に対する1ページに満たない量の当たり障りのないインタビューのようなものが記載されていたり、ペパボを使っている有名人の感想が書かれているだけになる。それも「どのようなブログを書いているか」のようなレベルのもので、「ペパボでなければならない」などの内容はほとんどない。
ただのペパボを使っている有名人のカタログで、「ペパボはこんな有名人も使っている」と宣伝したいだけとしか感じられなかった。

ペパボの教科書 インターネットサービスではじめる、あたらしい自分

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私もペパボ利用者でペパボの魅力は分かっているつもりだが、その魅力を全く感じられないどころか、「こんな本を出すのか」と少しがっかりしたほどの内容になる。後半にいたってはページ稼ぎとしか思えないような社内スタッフの悪乗りのような記事で埋められている。

先の有名人へのインタビュー記事でも「ペパボを使っている理由」としては、「JUGEMと言う名前が気に入っている」や「一番安かったから」というような、「たまたま使っているだけ」の様な人も多く、まったく「教科書」的な内容にもなっていない。

教科書的な内容は各サービスの紹介記事になるのかと思うが、それぞれのサービスについて数ページで簡単に紹介されているだけで、公式サイトのホームページの情報量に見たいない分量の記載しか無い。


全体を読んでも「有料ペパボ宣伝カタログ」という感想を抱くことしか出来なかった。これを1500円出して買うのはもったいないと感じざるを得ない。

ペパボが出しているのでペパボの宣伝になることは当たり前だが、ここまでカタログ的なものであればもっと安くして欲しいし、もっと安くして多数の読者を得るほうが広告的にも有用かと感じる。安価であればこのような不満も少なくなるかと思う。


先日取り寄せたECサービスのカタログと構成がほぼ同じであったために、それも合わせてかなりひどく感じてしまった。ECサービスのカタログは無料だし、ノベルティも合わせて送ってきたりと対応も素晴らしい。そのカタログを有料で売りつけられたと感じてしまった。

ペパボの教科書 インターネットサービスではじめる、あたらしい自分

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もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

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新装版 こんな僕でも社長になれた

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