ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

転職のために努力すべきは、学力でも、業務能力でも、適応力でもなく、社風に馴染んでいるか

先の記事に、採用者からみた採用の条件を書いた。
mon0.hatenablog.jp

100人以上の中から試験数回と面接数回の中で最優秀とされたが、結果、社風に合わないということで、何番目かの、当たり障りのない人が採用された。
ということは、転職の最大条件は、学力でも、業務遂行能力でも、面接での適応力でもなく、その会社の社風に馴染んでいるかということになる。

“社風

“社風"の正体 日経プレミアシリーズ



その会社のメンバーと共に働いていけるか言うのは、面接の中での適応力になるかと思うが、それでもだめで、どれだけ面接の中で回答でき、その会社のことを理解し、上司に違和感を与えない対応ができるかではなく、髪型で評価される。先の記事では服装のことまで触れたが、実際に言われたのは髪型が坊主であったかということだけになる。

どれだけ仕事ができる能力が評価されたかよりも、髪型で採用が決まるというのはなかなか世知辛い。髪型なので個人の自由である、その髪型を選んだというのも自分であるので、そこで評価されるというのは世知辛いが理解できる。
だがその髪型をしている理由と言うのは聞かれていないし、その髪型ではだめな理由を言われれば髪型を変えるくらいの融通は効く。髭を伸ばしたまま面接に挑んだのも、髭を剃らなければいけない理由がわからないからで、髭を剃る理由を言われれば剃るという返事をするのも最初から考慮していた。

髪型のせいだけで、質問も指摘も、何も言われずに採用されなかった。

だがこれが、髪型ではなく、ハゲた人であったらどうするのか。私の髪型は個人の自由であるが、ハゲは個人の自由ではない。対策できるものであるかもしれないが、遺伝ではどうしようもない。また、遺伝ではなく、病気でそうなっている、薬の副作用でそうなっているのであればどうか。
それも、仕方がないことなのか。

例えば、先には私の髪型は個人の自由であると書いたが、薬の副作用で怪我抜けた状態であったのが、薬をやめて毛が生え始めてきたところなので坊主に近い状態。頭を手術することになり、それを理由に髪の毛を剃った。
お寺の修行に行っていて、それは職歴にならないので書いていない。その修業の際に髪を剃り、現在は社風に合わせるために伸ばしている最中であればどうだっただろうか。

理由を聞かれれば答えることができるが、理由を聞かれず、指摘もされなければその弁解のチャンスも与えられない。それこそ今流行りのハラスメントというものではないか。見た目で判断し、それにより判決を下す。

先の例は、実際にそんな雰囲気が出ていれば質問され、正しく処理されると思う人もあるかもしれないが、私は最後の例に出した、お坊さんの修行にはいく予定ではあった。
これも過去に記事にしてかと思うが、その修業の推薦者に騙されて実際には修行にいけなくなってしまった。話がもう少し進んでいれば、実際に剃る場面まで行っていたかもしれない。本当に、この世の中、誰がどんなこと理由に坊主にしているのかわからない。

転職を考えているのであれば、まず坊主をやめよう。七三にしていたら無難だろう。もし、企業について調べているとき坊主が社風にあっているとわかれば、そのときに坊主にしてきたら良い。
履歴書は七三で、実物は坊主。あなたの企業の調査力と適応力、行動力が評価され、さらに、坊主であることで社風にもあっていると判断されるだろう。

私も七三にして、次の転職活動に備えよう。