ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

悪党の詩 D.O

面白いね。D.Oの曲はたまに聴いているけど、そのバックグラウンドを知る事ができた。
そのバックグラウンドを知ると、今まで聴いていたD.Oの曲の意味がわかり、より深く聞くことができた。

聞く事ができたとい事はその通り、本書を読むとD.OのCDを聴きたくなる。C.Dを持っていない方は、YouTubeの公式動画でも良いが、本当に今まで何気なく聴いていた、良くわからなかった歌詞も理解できるようになる。

悪党の詩

悪党の詩



これはD.Oの主張になるので、最後の直近の逮捕の理由としての大麻の使用用途については鵜呑みにして良いものかどうか悩むが、そんな事はどうでも良い。歌詞についても主張なのであるから、そんな事は気にせず、一人の主張として読めば良い。

リンカーンのD.O出演回のバックグラウンドなんか特に楽しく読めた。

だが一番衝撃的だったのはマサル。しょっぱなのマサルのエピソードだ。教育が大切とは言われているが、教育がいかに大切な事なのかということを理解できる。
マサルが悪いとは言わないし、私がマサルのことをとやかく言おうとも思わないが、自分の常識というのは、いかに生まれ育ってきた環境における偏見かという事が理解できる。

万引きにしても子供の特権だと、4歳児がそれを理解し、行動するというのが道徳教育の要というべきか。

ヒップホップ・ドリーム (河出文庫)

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Rの異常な愛情 ──或る男の日本語ラップについての妄想──

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THE CITY OF DOGG

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