アフィリエイトで年収2000万円を稼いでいた人の話

「アフィカスの何が悪いの」に書いたとおり、私の周りにも結構な数のアフィリエイターがいる。その中でもかなり稼いでいる人にタイトルの通り年額2000万円を稼いでいた人がいる。

アフィリエイトは真っ当な商業であることは先の記事に書いたが、その真っ当な方法で稼いでいる人の例として記事に残しておく。

その人はアフィリエイトを専門にして収入を得ているわけではなく、サラリーマンとして働きつつ別にアフィリエイトで2000万円を手にしていた。サラリーマンとしてもそこそこの会社で「副社長」として働いているのだが、そのサラリーマンとしての給与よりもアフィリエイト収入のほうが多いとのことであった。

タイトルに「稼いでいた」としているように、その人は現在は「その」アフィリエイトでは儲けておらず、すでにサイトを売却し、別の方法で収入を得ている。これについて詳しくは後に書く。

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この人のアフィリエイトサイトは業界では有名であり、かなり特殊なサイトであったために業種は明かさないことにする。「業界」というように少々特殊な業界であるが、エロや詐欺などの犯罪まがいではない。真っ当に提供されているアフィリエイトを使っていたことだけは明言しておく。

年収2000万円

年収2000万円というように月収150万円から200万円を5年弱稼いでいた。業種は明かさないが、特定の商品についてのレビューサイトのようなものだ。アフィリエイトとしては、その商品について疑問を持っている人が検索してサイトにアクセスし、そのレビューを読み、レビューが気に入れば商品を購入し、気に入らなければ買わない。という至って標準的なアフィリエイトサイトになる。アフィリエイトサイトというかレビューサイトのようなものだ。

その商品が特殊ゆえアフィリエイト単価が高く、1つの商品で1万円から10万円ほどになる高額商品なので月に200から300ほど売れればこの利益を上げることが出来るようになる。ただし商品が特殊ゆえ、脅しや圧力が年に数回あったという。

また、先の記事のように複数のサイトを作るのではなく一つのアフィリエイトサイトでこの額である。

現在は売却

脅しや圧力に屈したわけではなく、完全な個人的理由で1ヶ月以内に金が必要になり1000万円でサイト自体を業者に売却したとのこと。年に2000万円稼げるサイトを1000万円で売却するのはなかなか渋いが、他人のやることなので文句を言っても仕方がない。

手を離れた後のサイトについて知るところではないが、売却後は「あまり利益が上がっていないであろう」ということ。

理由は単純で、売却先の業者が「その業界の会社」であったため、その会社の商品の宣伝を強く売出してしまい商品のレビューが少なく質が悪くなったとのこと。自社商品がある以上他の商品のレビューはどうしても悪い方に紹介してしまう。そうなればレビューの信用がなくなりサイトのアクセスが少なくなる。そもそもにレビューで「商品を評価していたユーザ」は悪いレビューでは商品を購入しなくなってしまう。

この単純なことが購入した業者はわからなかったらしい。

アフィリエイトも才能

ここまでに言いたいように、結局のところアフィリエイトも楽な商売ではなく、商売としての才能の有無が利益を左右するということになる。

アフィリエイトを一度経験したユーザならわかるかと思うが、単純に利益が上がることはあるかもしれないが継続した利益は難しい。結局的にはアフィリエイトも商売であるため商売の才能が必要になる。

先に書いたようにそのアフェリエイターもサラリーマンとして副社長になる。これは「副社長だから出来た」ということではなく、「副社長になることの出来る人物」であったために出来たことだ。勤めている会社は30を過ぎてから一般社員として転職し、入社当初から販売経路の拡大で莫大な利益を上げたために数年で副社長への超スピード出世。詳しくは聞いていないが、年商を10倍以上に上げたという。

このように、アフィリエイトも単に「やれば儲かる」というわけではなく、「儲かるサイトを作るから儲かる」ことに他ならない。もしあなたが「アフィリエイトは楽に儲けてあくどい商売だ」と感じているのなら、その楽だと思う商売をやればいい。アフィリエイトを楽な商売だと思っているような才能のない人間には儲けることが出来ない。

アフィリエイトを「楽な商売」だとアホみたいな考えをせず、「儲けられる市場だ」と考えて参入していく才能のある人間だから儲かるのである。

そのサイトが業者にわたってから利益を上げることが出来ていないという理由からも、商売の才能がアフィリエイトの利益に繋がることは明らかかと思う。

アフィリエイトから次の商売に

今までに「副社長」として書いてきたが、現在はその会社をやめ別の会社で働きつつ別のサイトを始めたとのことである。

アフィリエイト専門で稼ぐようになったのかと思ったら「もうアフィリエイトには見切りをつけた」とのことであった。アフィリエイトでこれ以上の利益を上げるのは手間が掛かり過ぎると感じたとのことだ。これも詳細は言えないが、現在は旅券予約系のサイトを作って働いているという。それはさらなる利益を上げているということだ。

「アフィカス」等と考えている人間は、このような才能の有無もわかっていない「出来ない人間」であることは確かだ。サラリーマンとしても利益の挙げられないサラリーマンであろう。会社で利益を上げることの出来る人間はアフィリエイトでも利益を挙げられるし、会社で利益を挙げられない人間はアフィリエイトでも利益を上げることが出来ない。仕事とはそういうものだ。

暇を持て余して「アフィカス」等と2ちゃんねるに文句を書きこんでいる人間ではなく、時間があれば勉強し挑戦している人間がどのような商売でも利益を上げているのだ。

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