ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

頭がよくなる思考法 天才の「考え方」をワザ化する 齋藤 孝(著)

齋藤孝の書籍としては今までに読んだ書籍の中からずば抜けて読みづらかった。そのために流し読みをしたが、ソフトバンク新書レーベルでの齋藤孝の書籍は初めてのために、編集形態に慣れていないのだろうか。

タイトルに「思考法」や「ワザ化」とあり、内容にもそのようなところが多々出てくるがそれらは「思考法」のようなものではなく、「こう考えた人がいる」や、「こう考えてはいけない」のようなものが多く、本書を読んで「思考法」を身につけられるわけではない。

引用などもつらつらと出てくるため全体的にまとまりがなく、そのために読みづらいのかもしれない。


それ故に本書は短編的な記事の連続として、数分の空き時間でパラパラと読むのにいいかもしれない。そうすると、ここの内容について連続的に考えるのではなく、バラバラに理解していける。だがどうしても今までの齋藤孝の書籍を読むからには本書には違和感を感じてしまう。

先にも書いたが、「思考法」と言うものではなく、「こう考えた人がいる」、「こう考えてはいけない」という連続になるので、「こういう考え方もあるのではないだろうか」程度として捉えるといいかと思う。私も付箋をいくつか貼ったので、しばらく時間を変えてそれらを読み返したいと思う。


付箋は貼ったものの、それ以外のことを思い出せないような書籍であった。