ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

自分「プレゼン」術 藤原和博(著)

本書はざっと内容を読んでみたが、言いたいことがよくわからなかった。「自分プレゼン」術と言うタイトルになるのに、その「術」に関してはあまり言及はなく、大半が著者の自慢話的なものにさかれていた。

これが目的ならたしかに凄いかと思う。

著者はわざわざ本を出し「自分」をプレゼンしている。名刺なんかにも「本を出している」と言うことがアピールできればちょっとした食いつきはあるだろう。

自分「プレゼン」術 (ちくま新書)

自分「プレゼン」術 (ちくま新書)


だがこう考えると本書は特に面白いものではなく著者の自己紹介本になるだろう。ここからは著者のことが知れたとしても、それ以上に身につくことはない。

出版が2000年と古いため本書内で紹介されている技術や情報も古いものとなっており、内容に従おうとしても実践できることは少ない。

今さら本書を読もうと思う方は少ないかもしれないが、著者の情報を知りたい方には良い書籍だ。