甘い物は脳に悪い 笠井 奈津子(著)
「疲れたら甘いものを食べる」。こう考えている人が多いだろう。これは大いなる間違いだ。単なる思い込みでしか無い。
本書にはその理由が説明されている。著者は栄養士、食事カウンセラーとしてのその経験と、医学的知識を持って解説されている。何も甘いもの嫌いの戯言ではなくきちんとした内容だ。
- 作者: 笠井奈津子
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そもそも甘いもの(砂糖)というのは塩と違って必須ではない。食べなくてもいいのだ。
だがなぜそれを食べたく成るか。タバコや麻薬と同じで、糖分は依存性を引き起こす物質なのだ。その依存性から必要がないのに食べているというのが実際に成る。
シュガーハイというのが科学的に証明されているかは調べていないが、その言葉があることからも砂糖が異常性を引き起こすことはわかるだろう。女なんかにも「甘いものを食べなければイライラする」というような人たちがいるが、それが依存性の証明に成る。
「依存ではない」と思う方がいれば是非とも本書を読み、その依存性について正しい知識を持って欲しい。
また、本書は砂糖だけの話ではなく食事全体の話に成るため「パフォーマンスの上がる食事」というようなものにも興味があれば読める書籍だ。私はむしろソッチのほうが気になって読んだ。こちらについては著者目線の部分が多いが、それらは実践してみれば自分の体験として理解が出来るだろう。
今現在私も実践している。豆腐をかったのは久しぶりだ。
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