物理学はこんなこともわからない川久保達之(著)

私の手元では唯一の左開き横書きのPHPサイエンス。読みづらい。

いや読んでいないのでどうでもいいのだが・・。

作者: 川久保達之
出版社/メーカー: PHP研究所
発売日: 2011/01
メディア: 単行本
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「こんなこともわからない」といいつつ、その内容は非常にライトな物に焦点を当てている。確かにライトなものに焦点を当てることで「こんなこともわからない」と言いたいのかも知れないが、あまりにもライト過ぎてどうでもよく興味がわかなかった。

確かにそれを証明しようとするアプローチは良かったが、内容が内容だけに本書を読んでも「なるほど」と思うところは少ないだろう。

せめてもう少し科学的な部分に焦点を当て、「こんなこともわかっていない」と言うのであれば興味を持つ方がいるかも知れない。例えば「飛行機が飛ぶ理由はわかっていない」であれば興味を持とうが、「猫は足から着地するのか」といわれて「どっちゃでもいい」と感じてしまう。

物理学者たるものそのようなことにも興味を持って調べるというのはわかるつもりであるが、その物理学者と一般人との境目が本書で出てしまったようにも感じる。物理学者の興味と、一般人の興味はレベルが違う。物理学者はそれを証明するということに興味があるが、一般人はそんなことよりも「おおーー」という瞬発的な驚きが欲しいのだろう。と、一般人は思う。

ということでざっと目次を眺めた程度になった。