グーグル・マーケティング! 押切孝雄(著)

6年前の書籍になるが、今読んでみると「古い」と思える内容に成る。

インターネットの世界では2年でも「昔」と言えるほどのスピードで進化が進んでいるが、6年という時間でここまで古いと感じるのもGoogle社のスピードの早さの現れだろう。

本書は「インターネットを活用したマーケティング手法」の書籍ではなく、「インターネットを活用したマーケティングデータの取得方法」と言う内容になる。タイトルからすると私は前者と感じて購入したのだが、もし前者であれば6年前のこの内容では役に立たなかっただろう。

だが現実世界のマーケティングというのは6年前と現在もほとんど変わっていないため、それをインターネットを活用して取得するという本書の目的は現在でも利用することが出来る。

本書に書かれたサービスのいくつかは既に終了してしまっており、いくつかはサービスが変更されているが、その根本的な手法は現在でも可能であるので、その手法を他のサービスや現在のサービスを活かして活用することは出来るだろう。

私は現実世界のマーケティングであれば役に立たないかと思っていたが、本書に書かれているものは「調査方法」というものになるので、それはアフィリエイトやドロップシッピングなどのWeb上の商売にも活用でき、流し読みであるが大雑把に読むことで学べた部分もある。

データ収集に焦点を当てているために踏み込んだ箇所は読んでいないが、営業職の方や、これから商売を始めようとしている方、アフィリエイト、ドロップシッピングを始めようとしている方には読んで役に立つかと思う。

ゴミ箱の中のメモ帳