ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

まずは、「信じる」ことをやめなさい 苫米地英人(著)

信じるということはどのような問題があるのかということが書かれている。

「信じる」というのは信頼関係であり、それを結ぶことは美徳のように感じられている。だがそれは本当に危険な発想だろう。それに関してはまた別の記事にしたが、私はそう感じていたので本書が目に止まった。

そして本書はそれが苫米地英人が得意の宗教に関連付けて説明されている。そしてそれによって浮かび上がる宗教の問題点も解説されている。

内容としては苫米地らしく宗教の問題点をつくものになっているが、他の書籍を読めばわかるが苫米地は決して宗教信仰を否定しているわけではないということは理解しておく必要はあるだろう。本書を読むだけでは宗教批判家と感じる人も居るかも知れない。

  

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本書を読む前に是非「信じる」とはどういうことなのか考え、あなたが普段押し付けている「信じる」という行為を見なおしてほしい。

そして本書を読むことでその行為がどういった愚行なのかということがわかるだろう。

 

「信じる者は救われる」

こう勘違いしている人も多いかも知れないが、それは大きな間違いだ。

その間違いを指摘している本書を読み、本当の「信じる」ということを知ってほしい。