ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

苫米地式コーチング 苫米地 英人(著)

本書のタイトルの「コーチング」と言うものを聞いて、「うさんくさい」と思われる方が多いだろう。

その理由は主に二通りで、「過去にコーチングを受けたことがある」と言う方か、「テレビや雑誌でコーチングの説明を見た」という方になるだろう。そしてその効果がなかったか、それが非常に胡散臭かったためにそう思うものになるかと思う。

本書はそのようなイメージをコーチングに抱いている方に是非とも読んでほしい。本書を読めば正しいコーチングについて理解でき、その素晴らしさも理解できるだろう。

苫米地式コーチング

苫米地式コーチング


この文章を読んでも疑わしいと思う方が多いだろう。それが当然だ。理由は単純で、私とあなたの間にラポールがないからだ。

このラポールも本書で説明されているが、世間のコーチングにはあまり出てこない概念だろう。また、ラポールの説明があったとしてもハイパーラポールまでの説明はない。

だがこのラポールコーチングには非常に重要になるため本書ではもちろん解説されている。


ラポールがない人同士では情報の共有が難しいので客観的な事実を出しておこう。

その事実をどう判断するかはあなたの自由だが、事実には代わりはないのでそれを疑う必要はない。

コーチングとはルー・タイスによって考えだされたもので、個人や企業だけではなく発祥の国アメリカでは警察や軍のトレーニングにも採用されているものになる。さらにはそのような組織的なものだけではなく、オリンピックの強化選手へのトレーニングにも取り込まれるなど、その活用範囲は非常に広いものになる。

そのコーチングを発明したルータイスが一番弟子としていたのが著者の苫米地英人だ。苫米地はルータイスからコーチングについての相談を受けるなど、「コーチング」自体についても深く関連している。

本書はその「コーチング」の育ての親の一人がコーチングについて書いた書籍で、コーチングについて正しい知識が書かれていることは疑いの余地はない。


世間ではこのルータイスが生み出したの「コーチング」と言う名前だけを借りたものが平然としてコーチングとして商売されているが、それはルータイスが生み出したコーチングではなく、ほとんどがコーチではなくインストラクターになってしまっている。本書を読めばそのコーチングの本質を知り、自分が理解していたコーチングが間違っていたことに気づくことが出来るだろ。

もしコーチングを受けたいと思うのであれば苫米地英人本人か、その費用がない方は苫米地英人認定のコーチに頼むべきだ。

本書以外のコーチングについても読むべきものではない。その書籍には嘘が多く書かれている。