ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

空飛ぶ納豆菌 黄砂に乗る微生物たち 岩坂泰信(著)

タイトルを見るだけではわけがわからないかと思うが、エアロゾルの話が主になる。エアロゾルとは簡単に言うと空気中を舞っていると細かな粒子や微生物の事だ。

ここ数日エアロゾルについて調べているのでその一環で購入した。本書の著者がエアロゾルについて行った実験と研究の歴史、エアロゾルについての説明がされている書籍になる。

ただし、「エアロゾルのことについて」というよりは、著者のエアロゾル研究の発表という側面が少々強いと感じる。


エアロゾルは日本では黄砂が有名だが、本書を読めばその黄砂がどういったものなのか正しい知識がつくはずだ。

最近では「PM2.5と黄砂 発がん性高い物質に変化」ということで黄砂やPM2.5に注目が集まっているが、それらを「敵」と考えるのではなく、黄砂がどういったものか正しい知識をつけ、その本質を正しい知識の元判断してほしい。


黄砂は本来敵ではない。必要なものなのだ。

正しい知識を持ち、正しい判断をしてほしい。

黄砂―その謎を追う

黄砂―その謎を追う

黄砂

黄砂