ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

「片づけなくてもいい!」技術 辰巳 渚(著)

本書は「片付け」、「整理」に関する書籍の決定版になると考えている。

タイトルが「片付けなくてもいい」となっているのに「片付け」の決定版とはおかしな話だと感じるかと思うが、本書を読んでいただければその意味がわかるかと思う。

「片付け」とは片付ける必要、対象があるから必要になる行為であり、本書を実践すれば片付ける対象がなくなり、片付ける必要、対象が失われる。

「片づけなくてもいい!」技術 (宝島社新書)

「片づけなくてもいい!」技術 (宝島社新書)


この内容に疑いを持つのであれば是非とも本書の目次だけでも読んで頂きたい。こう言っても調べないアホが多いかと思うので目次を引用しておく。

第2章 目次全文

法則1 人は壁があると物を置きたくなる
法則2 人は上があると物を置きたくなる
法則3 人は椅子があるとひっかけたくなる
法則4 人は見えないところにしまった物は忘れる
法則5 人は3つまでしか分類できない
法則6 人は出ている物を使いたがる
法則7 人は住まいに穴倉を作りたがる
法則8 人は手ぶらでいたい
法則9 人は箱の魅力から逃れられない
法則10 人は同じ形や色の物がいくつかあると並べたくなる
法則11 人は隙間があると物を詰めたくなる
法則12 人は自分の片づけはしても他人の片づけはしたくない
法則13 人は少しずつ荒れていく部屋は気にならない

この内容の大半に思い当たるフシがあるかと思う。そう、あなたが日々実践していることだ。

これを実践してしまうから片付け、整理が必要となってしまう。


前出の「「捨てる!」技術」を読んでいただければそれ以外の片付けの本は必要なくなると言ってもいい。

物を捨て、正しく配置すればそれだけでなんの問題もなくなるのだ。必要なものだけを手元に置き、それぞれを適切な場所に置く。これだけでいい。


収納法のようなバカなことを実践してはいけない。目次にもある通り、「収納」した時点でそれは使われなくなる。

前出の「「捨てる!」技術」を読み、物を捨て、片付ける必要のない環境を作り、前出の「「暮らす!」技術」を読み豊かな生活をおくって欲しい。

この3部作であなたの悩みの大半が解決されるであろう。

片づけられない親のための 幸せの生前整理

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人生十二相 おおらかに生きるための「捨てる! 」哲学

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新装・増補版 「捨てる!」技術 (宝島社新書)

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「捨てる!」技術 (宝島社新書)

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