ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

もう一度「捨てる!」技術―「メンテナンス!」の方法 辰巳 渚(著)

本書は前作「「捨てる!」技術」の補填版になるかと思う。前出では「捨てる」、「使って捨てる」ことに焦点を合わせていたために「もったいないババァ」が抵抗をした人がいるかもしれない。本書はその「捨てる」の前段階、「使う」ことに焦点を合わせている。

それが本書のサブタイトルである、「「メンテナンス!」の方法」ということになる。

私からすると本書のタイトルは「使う技術」としてもいいかと考えている。


前出ではタイトルから「捨てる」ことしか考えていないと勘違いされがちになる。だが、確かに「捨てる」ことを目標に掲げているものの、それは「使って捨てる」ことも前提に書かれている。

本書はその「使って捨てる」と言うことをさらに掘り下げ、「使い倒す」方法を紹介している。


「壊れたから捨てる。新しいものを買う。」ではなく、「壊れたら治す。使い倒す。」と言うことが主題になっている。

壊れていないものを買い替えても以前のものは予備として保存されていたりするはずだ。その予備は使われることなく収納の肥やしになるだけだ。壊れたら修理し、修理できなくなったら捨て新しいものを買う。このサイクルが重要だ。


「捨ててから買う」。これは肝に銘じておいて欲しい。「買ってから捨てる」と捨てられないまま維持されてしまう。

「片づけなくてもいい!」技術 (宝島社新書)

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「捨てる!」技術 (宝島社新書)

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常識を捨てると世の中が変わる 『捨てる』講座

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