勝負論 ウメハラの流儀 梅原 大吾(著)
読みづらい。理解しづらい。わかりづらい。アマゾンでは評価がいいみたいだが、本書を読む多くがゲーマーだからであろうか。ゲーマーであれば、自分のやっていることを高く評価してくれる本書を高評価してくれるのは当たり前だ。
人生論のようなことも書かれているように読めたが、これがまたわかりづらく理解出来なかった。
- 作者: 梅原大吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/10/01
- メディア: 新書
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まず読みづらいというのは、本書の前書きと本文の文体が大きく乖離している。前書きのみを本人が書いたか、全体を代筆してもらっているようにすら思える。別に代筆が悪いことではないが、文章が読みづらく代筆者が適当ではなかったのかもしれない。
また、理解しづらいというのも同じ内容が何度も言い回しを変えて書かれており、私は数十ページしか読むことが出来なかったが、その中にすら同じ内容が何度も書かれている。読書に慣れていない方や、10ページ単位程度で細切れに読む方を対象に書かれているのであればいい書き方かもしれないが、一気に読むと同じ内容のようで違うような内容が続くため疲れてしまう。
わかりづらいというのは理解しづらいともあわさるが、結局のところ何を言いたいのかがわからなかった。タイトルには「勝負論」とあるが、勝負については書かれておらず、前半は「ゲームが大好きだった自分がゲーマーになり、嫌になり雀士になり、それも嫌になり介護士になったがプロゲーマーとして戻ってきた」という内容になる。勝負とは関係がない。
このような内容なので、プロゲーマーを目指している方やゲーマーの方向けというのが前提なのかもしれない。その前提に当てはまる方には面白く読めるかと思う。
念のために書いておくが、これは批判文ではなく感想である。