本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術 小飼弾(著)
久しぶりに本を読んだ。これまでも読んではいたが、引越し前のように日に何冊や、週に何冊も読めてはおらず、月に数冊程度であった。いい読書場所を見つけたのでこれからはまた読めるようになるだろう。
そして今回よんだ小飼弾の本も久しぶりになるだろう。本書内でも書かれているが、小飼の本は極論が多く良い本とダメな本に極端に別れる。
本書はなかなか良いだろう。本を読むことにどんなメリットが有るかということが書かれている。今現在に本を読んでいない人は是非とも読むべき本だ。まぁ今読んでない人はそう言われても読まないだろうし、この記事自体も読むことはないだろう。
本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする?読自?の技術
- 作者: 小飼弾
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/02/20
- メディア: 単行本
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私の今までの記事にも書いてきたが、本を読むことに直接的なメリットはない。本を読んでもなにか救われることもない。
であれば本を読むということはどのようなことなのか。本書にはそれが書かれている。
確かに落ち込んでいる時に読んだ本で救われたことも有るだろう。だがそれは本が救ってくれたのではない。結局その内容を判断し、気持ちを切り替えたのは自分自身だ。であるから本書のタイトルの、「本を読んだら自分を読め」となるのだ。結局自分を変えることは自分にしか出来ない。それが説明されている。
コレは私も以前から書いてきたことである。だが私の文章はわかりづらいが、小飼弾の文章はわかりやすく、さらに小飼弾の経験というのもイメージしやすいだろう。登校拒否や家庭内暴力、自宅全焼という、わかりやすいいわゆる不幸を経験してきた著者だ。
「本を読んでも何もならない」
これが本を読まない人の常套句だろう。
だがそれは「本が悪い」のではない。本を読んで何も感じず、何も思わず、何も考えず、何も行動しない自分自身が悪いのだ。
「本を読めば身になり知恵となる」と思っているのはあまりにも馬鹿らしい考えだ。そこに書かれていることを身につけ知恵とし、それを使っていくのは誰でもないあなたしかいない。
だからこそ「本を読んでも意味はない」と言っている人間は結局何も出来ない人間でしか無い。
確かにそれは本に限ったことではない。本を読まずしても素晴らしい発想や思考が出来る人間ももちろん多く居る。だがその人たちは本以外の方法で本と同じことを学んでいるに過ぎない。
「本を読んでも何もならない」と言っている人は、結局他のなにからも学ぼうとしていない。何からも学べない
本書を読んでそれを実感できれば変わることが出来るだろう。