読書は「アウトプット」が99%
なるほどタイトルから言いたいことはわかるし、その重要性もわかる。
読書など、情報を得ただけでは何の意味もなく、それを血肉のように自分の一部にし使わなければ意味がない。その使うと言う行為が本書のアウトプットになる。
過去にも書いたことがあるが、資格試験に合格しても何の意味もない。資格試験というのは、その資格試験に合格するだけの知識があることの証明であるはずなのであるから、受験対策として勉強することが理解できない。
私の周りにも情報処理試験に合格している人間が何人かいるが、試験に出てくるような内容でも全く理解していない。例えばUSBメモリをなぜ取り出しをせずに抜いてはいけないかということすら理解できていない。
このように、情報を得て、それを使うことで「情報を得る」ことに意味を持つ。
情報を得ても、生涯使うことなく死んでいくこともあるだろう。だがそれは無駄ではない、使う場面に来て使うことができればそれで良いのだ。私も日商簿記に合格しているが、現在までに何か役立ったことはない。勉強をしている人に教えることで役立ったことだけだろうか。
本書はこのように、読書をした内容のアウトプット方法やより有意義な読書、そもそもの読書論について書かれている。何かの書籍の引用から本書を知ったのだが、引用の一文からだけでも購入をするほど参考になる内容であった。
本記事も、読書感想文としてアウトプットをしているつもりであるが、本書にはそのアウトプットにも手厳しいことが書かれている。
ただ、「買う価値はない」「買ってすぐゴミになるような本」といった個人的な感情レベルのレビューは、書評というよりは日記に近いので、人に読ませる文章としていかがなものか、と思います。
胸が痛い。
過去にこのように書いてきたことが何度もあった。
このブログ自体は私の日記であるが、公開する以上読む人がいる。読む人が参考になる文章を書かねばならない。
日記であり、文章を書く練習であるのだから。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本