ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

「考え方」の考え方 指南役(著)

昨日「情報は集めるな!」を読んだ。それがあまりにも面白かったのでその著者の書籍二冊目。

ところで「指南役」ってのは著者の名前ではなくて、団体の名前だったのか。著者名だと思ってたよ。


本書も前出に勝る劣らぬ面白さ。出版社が違うために少々内容が重複しているが、それも内容の参照としてスムースに出てくるので読み飛ばさずに読み進めることが出来た。

「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる

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本書はタイトルの通り、「いかにしてアイデアを考えるか。」という内容の書籍になる。「考える」というと「アイデアをひねり出す」様な作業を思いつくかもしれないが、本書の考え方はそれを真っ向否定し、「アイデアは日常生活で思いつき続けている」としているところが特徴かと思う。この「思いついたこと」をメモし、それを振り返ることでそれが「アイデア」になっている。

前作にも納得することが多々あったが、本書のこれにも納得できる。私はGTDを行なっているのだが、GTDは「思いついたことをとにかく書き留める」と言う事を焦点に当てている。思いついたことをとにかくメモし、そのメモを活用していくのだ。

他にも「情報を一冊にまとめる」系にしても、とにかくメモを行い、そのメモの考えをつなぎあわせて新しいアイデアを作っていく。有名所の「発想法」は大体「メモをしろ」と言う点を強調しているかと思う。

PoICはメモの内容を結びつけて新しい考えを作る。という代表的な手法かと思う。


本書はこの考えを元に、著者の経験や過去の発想内容を例に「アイデアの出し方」を解説している。

是非とも「〇〇発想法」と言う本を手に取っている方はその本を置き、本書を手にとって欲しい。

テレビは余命7年

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