9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方福島文二郎(著)

以前に「ディズニーの魔法のおそうじ」を読んでディズニーランドに興味を持っていたので、タイトルから同様の書籍かと思い購入した。

前出はディズニーランドの清掃に関する書籍であったが、本書はディズニーランドの「人の育て方」の書籍になる。

ただし、ディズニーランド流の育て方というわけではなく、著者が経験してきた「育て方の経験談」になることには注意が必要である。

本書では著者の経験から「人をどう育てるか」という内容を展開されている。帯にもあるように「素質は問わない」と言うのが著者の主張であり、その素質がない人たちをいかにリーダーに育てていくかという考えが書かれている。

本書に書かれていることは読み進めるに連れて納得でき、至極当然と思われる内容が書かれている。だがしかし、人間というものはいかにいい加減ものか、納得は出来ても行動できるものではない。頭ではわかっていてもその時の気分でやつあたりしてしまうのだ。

だが本書を読めば、いかにそれらの行動が人をダメにするかがわかり、その日々の行動で人を育てていくしか無いという事がわかる。一度でも粗雑な行動を取れば相手はそれを覚えており、あなたの印象はその粗雑なあなたになってしまうのだ。

本書に書かれた内容は何一つ難しい物はなく、あなたの努力次第で実践できるものばかりだ。是非とも部下を持つ全ての人々に読んでほしい。これから上司に成りうる新卒の人たちにも役立つはずだ。

それほどに人材が大事だという事もわかってほしい。

ゴミ箱の中のメモ帳