ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

あなたの知らない日蓮と日蓮宗 山折 哲雄(監修)

日蓮宗の開祖である日蓮の生い立ち、一生について、日蓮宗の布教過程について総合的に書かれた書籍になる。日蓮宗について知りたいことがあれば、とりあえずは本書を読めば概要はつかむことが出来る。

但し、妙法蓮華経等の法華経についてはほとんど書かれておらず、「日蓮宗」について書かれた書籍であるということについての注意は必要である。


私の祖父は熱心な日蓮宗の信者で、祖父家や実家にも日蓮宗曼荼羅が本尊として祀られていた。そのように仏教が身近にあったものの、つい数年前まで興味が持てず自ら関わってこようとはしなかった。

だが仏教について調べてみると他の宗教とは違う部分が多くあり、調べているうちに自分の考え方に合致する部分があり、さらに悩みが解決されるような感じすらもして興味を持つようになった。そして仏教の他にも色々な宗教について調べれば調べるほどに面白くなり、現在のようにいろいろな宗教についいて勉強している。

その中でお坊さん(浄土宗)のもとで働くことになり、さらには修行させてもらえると約束していたものの(修行の推薦)、それが3年経っても実現されず、結局は会社がなくなりその話もなくなってしまったことが非常に残念でならない。誰か修行させてもらえないものか。


このように宗教について色々と調べていたものの、その開祖について調べたことはなかったため身近な日蓮宗について調べたのが本書からになる。本書は半分程度が日蓮について、後は日蓮の弟子やその周りについてになるため半分ほどしか読まなかったが、日蓮日蓮宗の概要は理解できたかと思う。

いやぁ、面白い。釈迦から小乗仏教大乗仏教のように流れに沿って勉強してみようかな。