ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

続「考える力」をつける本 轡田 隆史 (著)

以前に読んだ「「考える力」をつける本」の続編。

本書は書店で目にして前著の面白さからすぐに手に取った。前作はそれほどの面白さがあった。そして今作はというと・・。変わらずおもしろみがあるものの、前作ほどの面白みはない。だが、前作のように納得のいく論調が続いており、また、著者の引用の多さや、その引用元の広さから内容の幅広さは非常に面白い。

言ってしまえば、このような感想しか書けないという内容になる。


前著はタイトルの通り「考える力」に沿った内容が多く書かれているが、本書は「考える力」と言うものに対しては極前半にしか無い。

そのように「考える」と言うことよりも、引用や引用元に出会えるということに面白みを見出して読むとおもしろい。私も本書の引用から数冊の書籍を購入することにした。そのようなきっかけをくれる本だという感想だ。

「考える」事を考えるのであれば前半を読めばいい。読み物として面白さを知りたければ全体を読めばいい。私は前半を読み、1/3以降はパラパラと流し読みになった。そして気になる部分を読んだ程度になる。

前作から考えるとこのような読み方になる本書はおもしろみがないといえるかもしれないがだがそんなことはない。


なんだか疲れた。