ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

勉強法 そんなやり方じゃダメダメ! 平成暮らしの研究会(編集)

先に「思考の整理学」を読んだが、読む前から嫌な予感しかしなかったので本書も合わせて読んだ。

そしたら本書は結構おもしろく、先の書籍よりよっぽどおもしろかった。本書は2001年の出版で現在は重版されていないために手に入れるのが大変かもしれないが、勉強方法を学ぶのであれば本書がいい。中学生や高校生には本書が薦められる。具体的な勉強法が書かれている。

私は世の中の常識となっている勉強方法は効率が悪いと書いてきたが、本書にもその一部書かれている。私の言い分が信じられなくても、是非とも本書で学んで欲しい。


本書の内容は十分面白いが、半分弱は英語学習に焦点が当てられているため私はその部分は読んでいない。だが、英語を勉強しようとしている方にはその章も役に立つかと思う。タイトル程度しか見ていないが、私も賛成できる方法が書かれているようだ。

内容はライトなため、半分ほどでも10分もあれば読めるだろう。


本当に世の中の勉強方法は効率が悪く間違っている。今後もちょこちょこと書いていくかもしれないが、資格試験の勉強でも、学校の勉強でも世の中の常識となっているものは大多にして間違っていると思っていい。これは私も勉強方法をいろいろと勉強してきたし、脳機能学や医療を勉強してきた、そして実際に講師という立場で教えるという経験からもある程度実証できているかと思う。


本書はそのような内容の触りが書かれているので「勉強法」の勉強の取っ掛かりとしては丁度いい。本書でそれらを勉強したら、それらがどのように裏付けされているかという理由を脳科学や脳機能学で学べばいい。

その勉強法を学んでいる時間は、決して無駄に勉強している時間を超えることはない。例えば「脳に悪い7つの習慣」だけを読んでも理解できる部分が多いだろう。


先の書籍がダメだと思いセットであまり良さそうではない本を読もうと思ったのだが、これが意外とよく書かれたもので驚いた。勉強をするにしてもまずは勉強する方法を知らないとダメだね。