苫米地 思考ノート術
苫米地英人の書籍は数十冊読んできたが、なぜかこの書籍が漏れていた。
本書は苫米地英人の書籍としては珍しく、実践編。それも、ノート術というあまり苫米地英人がこのまなさそうな内容になる。
なので、思考ノート術とあるが、実際は頭の中のノートに書くというような内容になるかと思いきや、実際にA4以上の上に書いて思考を高めるという内容になる。驚いた。
本書はメモとノートの違い、それも、ノートの本当の書き方を指南している。
確かにノートとメモの違いを説明しろと言われて説明するのは難しい。私も悩んでしまう。
だが本書で苫米地英人はこういっている。
「記録」(記憶) を目的とする「メモ」と、「自分の思考の活性化」を目的とする「ノート」を区別する
ノートとは何かの記録や記憶を補助するものではなく、自分の思考を活性化させるために書くものと定義している。こう説明されるとたしかにそうだ。かと言って、自分が思ったことや感想を書くのは日記だ。それはメモかノートかというと、自分が思ったことを記録しているだけなのでメモの部類に入る。
ではノートとは何か、自分の思考を活性化させるというのは何かというのが本書に書かれている内容になる。活性化させるということは過去のことは書かない、これから先の未来について、自分のゴールから書き始めるのがノートになる。
先に書いたように、苫米地英人の書籍としては珍しく、具体的に、順を追ってノートの書き方が説明されている。
私のような低レベルの人間でもわかるように書かれているので、私も本書の内容を実践しない手はない。
すばらしい。