ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

ノートは表(おもて)だけ使いなさい 石川 悟司(著)

なぜか私の本棚には同じ本が何冊もあることがある。ご多分にもれず本書もその内の一つだ。

私は気に入った本を「この人に読んでもらいたい」と思ったら贈答している。だからこそ気に入った本は何冊も購入している。それ程に面白い本というのは人に読んで欲しくなる。


だが本書は意図的に複数冊購入したわけではなく、単に間違えて2冊買っただけである。申し訳ない。


だが、本書は決して悪い本ではなく、一点のみ素晴らしいと思える書籍である。その一点とは、「社会人のノートと学生のノートは違う」と言う事である。

ノートは表(おもて)だけ使いなさい~超人気メモ・ノートを開発したノートのプロが教える情報活用術~

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P2.
率直に言うと、仕事と学校は違います。「ビジネスをする」ことと「勉強をする」ということは大きく違います。ですから、もちろんノートも「仕事で使うノート」と「学生のノート」は全く違うものと考えましょう。

これを読み、はっとした方はもとより、「何が違うんだ」と疑問に思う方にも読んでほしい。学生時代のノートは「採点対象としてのノート」として黒板に書かれていることを丸写しし、さらにそれをカラフルにしていたらよかったかも知れない。だが、社会人ともなればノートを提出することもなければ、カラフルに書いたことを褒めてくれる上司もいない。

ノートは「結果」を残すための糧でなくてはならず、その結果を残すために資料を作る。その資料を作るためにノートを書き、知識を蓄積していくのだ。


また、タイトルにもある「表だけ使いなさい」についてはあまり触れられていないが、私も本書を読む前から表(右ページ)だけ使っている。理由は単純、左ページにも書くと、ウラ面の文字を読む際の邪魔になることがあるからだ。

いくら高級紙ノートを利用しても、相当な厚紙を使わなければ裏写りは回避できない。だからこそそれを気にしなくてもいいように表だけ使う。さらにごく稀にページに補足情報を書きたい時は鉛筆で薄く左ページに書くか、付箋を貼り付けるという使い方も出来る。


このようにたったノート一冊でも創意工夫し結果を残すための糧としなくてはいけないのが社会人だ。本書はその考えのきっかけになるかと思う。

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