新・夢が勝手にかなう手帳 (4月スタート・2014年度版) 苫米地 英人(著)

あまりにも胡散臭いタイトルだが、苫米地信者の私が買わなければバチが当たってしまう。教祖様のお叱りにあってしまう。と、いうことで購入。

と、いうのは冗談だが、会員になっているサイトで紹介されていることや、「一度言われるとおりにやってみよう」と言う感覚で購入した。書籍ではないが、数ページほど文章が書かれているためそれと合わせて手帳の内容をリポートしたい。

書店で手にとって買ってみたかったのだが、紀伊國屋、TSUTAYA共に扱っていなかったため仕方なく通販で購入することにした。そして初めて内容を見たのだが、なかなか無駄が多い。

新・夢が勝手にかなう手帳 (4月スタート・2014年度版)

まず手帳としてだが、正直って「手帳としては使えない」と言うのが感想になる。1日1ページであるためかなり厚手になることと、1日1ページ式になるにも関わらず、スケジュール欄が時系列1行の小スペースしか無い。「どこへ行く」程度の内容であれば抑えていけるかと思うが、準備などの予定も含めるとなかなか厳しい。

私はこれを「手帳」として使うのではなく、「日記帳感覚」で「夢」を叶えるための行動履歴として使っていこうと思う。手帳欄には、その日の朝や都度やることを書いていき、自分がどのように行動しているのかを把握できるようにしていこうかと思う。そうすれば自分がいかに「夢」を無視した行動をしているかがわかると思う。それを見直すことで「勝手に叶う」ことを更に「その日」と言うレベルで目撃できる。

この「勝手に叶う」というのは少々胡散臭いかと思うが、その「勝手に叶う」理由についても最初に説明されている。そのため「とにかく買ってみる」ということも大事だ。未来を予想して、それを直近に落としこんでいく。夢が叶うことを予想して、この手帳を買う。これが本手帳の言いたい、「今から未来を考える」ではなく、「未来から今を考える」と言うことにつながるかと思う。

だが先に書いたとおり「手帳」として使うには機能が足りないのが現実だ。私が思う悪い点を上げるとすると以下のようになる。

1ページ毎に使い方の説明がある。

全てのページの日付の横に使い方の説明がある。手帳の最初に使い方の説明があるため全てのページに書かれている必要はない。使い方を忘れれば見なおせばいいからだ。

だが、これはこの手帳の使い方を毎回ゴールを書く時に見直すためかもしれない。人間というのは自分で勝手に解釈を変えてしまうため、人に言われたことを自分が使いやすいように勝手に変更してしまう。これを防ぐために毎日見れるようになっているのかもしれない。だがこれも本書というところのスコトーマが働き見なくなってしまうかもしれない。

それを実感させるためなのか？なら、ユーザは苫米地の手の上で踊っているだけなのかもしれない。

当月のカレンダーが全てのページに載っている

1日1ページの手帳であるため当月のカレンダーを載せておくと便利なのかもしれないが、そのカレンダーが非常に小さく予定が書ける大きさではない。そしてページの内側に印刷されているため非常に読みづらい。

さらには当日のマークもないため結局そのページの日付を見て自分で判断しなければならない。だがこれも、先の「使い方の説明」のように、1ページ毎にカレンダーがあることは何かの意味があるのかもしれない。

使っていけばその意味がわかればまたリポートしたい。

そして数ページの付録についてだが、アフィメーションカードについてはアフィメーションをまだ読んでいないために説明は出来ないが、あフィメーションカードの説明が非常に読みづらい。背景の方眼の色と文字の色が相まり、さらには文字が小さいため読むのに苦労した。半ページの内容であるため結局的には時間がかからなかったが、もう少し読みやすくして欲しかった。これは私が色盲であるからかもしれないが。

付録1については、「経済」についての知識が希薄で、「アベノミクスで経済が成長している」とわけのわからないことを言っている人に読んで欲しい内容になる。苫米地の話はわかりやすく平易に理解しやすい。すばらしい。

とにかく1年365の夢が勝手に叶っていくことを願う。

まぁ、こんなように素直に何も受け入れず、「手帳の評価」をしている時点でダメな人間なのかもしれないが……。

ちなみに、B6サイズになるため以前に紹介している「キングジム ノートカバー(マグネットタイプ)B6S黒 1881」がカバーとしてピッタリになる。付属のビニールのカバーがよれよれであったためにこれに差し替えて使うことにする。ペンも付けれるし使いやすいはずだ。

新・夢が勝手にかなう手帳 (4月スタート・2014年度版)

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