ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

読書

怖くて眠れなくなる科学 竹内 薫(著)

先日に読んだ「超・超面白くて眠れなくなる数学」なんかと同じシリーズのようだが、もちろん本書も眠れなくなるということはない。 内容も一般的なことが書かれているだけになるが、これらを知らない人が読めば面白く読み物としても楽しめるだろう。 怖くて…

予定不調和 長神 風二(著)

今後科学が進歩し、現在製品化されていないものが製品化されていけばどうなるか。そこでどんな問題が発生するか。ということを物語を交えて解説している書籍。 例えば20年前からすれば、現在のスマートフォンはSFの世界であったはずだ。 それと同じように、…

まずは、「信じる」ことをやめなさい 苫米地英人(著)

信じるということはどのような問題があるのかということが書かれている。 「信じる」というのは信頼関係であり、それを結ぶことは美徳のように感じられている。だがそれは本当に危険な発想だろう。それに関してはまた別の記事にしたが、私はそう感じていたの…

日本買収計画 苫米地英人(著)

タイトルからは非常に胡散臭く感じるかも知れないが、タイトルに書かれていることが全てである。 「日本を買収する」とは誰からか。日本は今も昔も日本人のものじゃないか。と思ってしまったら本書を読んだほうが良いだろう。 本書は現在日本が置かれている…

面白くて眠れなくなる数学 桜井進(著)

眠れなくなるということはない。そして面白いと思うところもない。 タイトルに偽りあり。JARO呼んでこい。 これなら「本の虫」を読んだ時の方がバカバカしくて笑えた。 面白くて眠れなくなる数学 作者: 桜井進 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2010/07/1…

超・超面白くて眠れなくなる数学 桜井進(著)

先に書いた「面白くて眠れなくなる数学」と連続で読んだ。シリーズとして3作出ているようだが、2作目がなかったので飛ばして3作目の本作。 1作目が売れたのかわからないが、もともとはシリーズとして構成されていなかったものを無理やり同じような内容で出し…

本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術 小飼弾(著)

久しぶりに本を読んだ。これまでも読んではいたが、引越し前のように日に何冊や、週に何冊も読めてはおらず、月に数冊程度であった。いい読書場所を見つけたのでこれからはまた読めるようになるだろう。 そして今回よんだ小飼弾の本も久しぶりになるだろう。…

乱読のセレンディピティ 外山 滋比古(著)

なんだかよくわからない。以前にも著者の「思考の整理学」を読んだがそれと同じ感想だ。 前書は確かに最近の教育問題を指摘しているが、それであれば「頭にガツンと一撃」の方が具体的かつわかりやすく書かれている。 どうも著者の話は具体性に欠け、例示も…

なりたい自分になれる 最強の自己プロデュース力 苫米地英人(著)

今までに読んだ苫米地英人の書籍の中では最もライトな内容だろうか。 冒頭にも書かれているが、他の書籍を理解できなかった人からの質問がベースになっており、既存の書籍をより具体的に説明しているだけになる。なので、他の書籍を理解できるような人は読ま…

史上最大の難問が解けた!―ミズIQの「フェルマー最終定理の証明」事件簿 マリリン ヴォス・サヴァント(著), 河野 至恩(翻訳), 吉永 良正(翻訳)

前に「論理思考力トレーニング法」を読んでサヴァントの書籍が面白かったので購入。本書は「フェルマーの最終定理」がどのような背景で証明されたかと言う内容になるが、前半はそもそもに数学とはどんなもので、それを証明するとはどういうことか、そもそも…

数学序説 吉田 洋一(著), 赤 攝也(著)

帯に竹内薫のコメントとしてこう書かれていた。 本書は、数学嫌いの一般読者を数学好きにするためだけに送り出された。(中略)まさに孫の代まで読み継がれるべき名著である。 私は数学嫌いではないがコレに興味を持ち手に取った。そしてパラパラみると現代数…

3秒で落とす 元祖!「1枚企画書」 竹島 愼一郎(著)

よく意味がわからない。結局どうしたいのかがわからない。タイトルからも、パワーポイントでよく作られているような紙芝居型の企画書ではなく、A4一枚というシンプルな企画書を薦めているように思う。そして本書内でもその作り方が記載されている。3秒で落と…

残念な人の思考法 山崎将志(著)

なかなか読み物として面白い。著者が見てきた残念な人について解説し、それについての主観を書いている書籍と考えればよいだろうか。タイトルに書かれている「思考法」として考えるのではなく、単に「アホな人」の行動を知り、それを手本に自分の行動を考え…

宋文洲の傍目八目 宋 文洲(著)

前に読んだ「仕事ができない人は話も長い」で著者の宋文洲を面白い人だと思っていたので本書も読んだ。本書の内容も面白く著者の面白さもしることができたが、前書と違い本書は少し「中国人」と言う点について多く触れているのが気になる。確かに世間の人間…

エンジニアのための時間管理術 Thomas A. Limoncelli(著), 株式会社クイープ(翻訳)

最近は購入したまま読んでいなかった本を読み、そして読んだまま感想を書いていなかったので短い単純な感想が多い。本書も同じように購入したまま読まず、読んでも感想を書いていなかったものになる。だが本書の感想としてはやはり面白くない。オライリーが…

リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法 Andy Hunt(著), 武舎 広幸(翻訳), 武舎 るみ(翻訳)

先の「エンジニアのための時間管理術」の感想でオライリーの書籍は読みづらいと書いたが、本書はそれが非常に大きかった。脳の構造からの思考法について書かれているふうであるが、結局書かれていることがよくわからない。所々を読むと参考になるのだが、続…

長生きの健康常識はウソばかり――最高のアンチエイジング入門 根来 秀行(著)

コレは酷い。いいたかないが、コレは酷い。何の知識もないジジババであれば少しでも参考になる部分があるのかも知れないが、タイトルをみて買おうと思った方には意味がないだろう。なんてったって中身が薄い。書かれている内容が何の当たり障りもないものば…

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 リチャード P. ファインマン(著), 大貫 昌子(翻訳)

ファインマンの書籍で最も有名なものになるだろうか。ファインマンという天才とされている人間の発想というものがわかる。世間では「○○発想法」という書籍で溢れているがそんな物嘘っぱちだ。発想とは真似るものではなくて自分から生み出されるものだ。誰か…

編集者の仕事―本の魂は細部に宿る 柴田 光滋(著)

面白い。読書好きは読んでおいたほうが良い書籍だろう。 書籍を作る上で、編集者や出版社はどのように考えているのか、どのような理由からそうしているのかを知ることが出来る書籍だ。 例えば新書にしても各社によってサイズが違うし、そもそも新書や文庫、…

困ります、ファインマンさん R.P. ファインマン (著), 大貫 昌子(翻訳)

先に読んだ「ご冗談でしょう、ファインマンさん」の続編になるだろうか。だが前作まではファインマンの突飛と言われるような行動や、その元となっているような考えが書かれているが、本書はそういった話は2章に書かれているものの全編というわけではない。前…

論理思考力トレーニング法―気がつかなかった数字の罠 マリリン ヴォス・サヴァント(著), 東方 雅美(翻訳)

以前に「数学的発想」と言う記事を書いたが、それはモンティ・ホール問題として世に広く知れ渡っているようだ。今となってはその記事の問題をどのようにして思いついたのか、過去に問題を見たことがあってそれがベースとなっているかはわからないが、その問…

般若心経は間違い? アルボムッレ スマナサーラ (著)

私は今までにも書いているように仏教徒であり神道者でもある。どちらも熱心な信者というものではなく「その考え方を大切にしている」というものになる。仏教徒としては日本における仏教の理解である大乗仏教ではなく、上座仏教、釈迦の考え方に近い釈迦仏教…

考える力をつける数学の本 岡部 恒治(著)

なかなか面白い。後半は単純な問題とその考え方、解法が書かれているが、前半には「考え方」についてが簡単に書かれている。そこが面白い。私はその後半を何問か問いてその簡単さ故に読み飛ばしたが、本書の前半にも書かれているように、これらの問題をもし…

考えるヒト 養老 孟司(著)

やはり養老 孟司は面白い。かなりの数の書籍を出しているので全てを読むのは難しいが、これから養老孟司の本を読んでいこう。やはり頭のいい人間の出している本は単発ではなくて大多数が面白い。単発で売れた書籍は数を重ねるごとに内容が薄くなっていくが、…

マーク・ザッカーバーグ 史上最速の仕事術 桑原 晃弥(著)

少々意味がわからない。本書は発売直後に購入し読んでいたが、改めて読みなおしてみたがやはり意味がわからなかった。タイトルからするとFacebookの創業者であるザッカーバーグについて書かれた書籍のように思えるがそうではない。その仕事術について書かれ…

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉リチャード P. ファインマン(著), 大貫 昌子(翻訳)

先日に読んだ「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉」の下巻。本書や先の上巻は非常に読みやすくわかりやすいものであると感じていたがそれもそのはずだ。翻訳者である大貫昌子はファインマンの直接の知人であったという。知人と言っても子どもが同窓生…

家族八景 筒井 康隆(著)

筒井康隆と井筒和幸、ましてやファンファン大佐の違いもよくわからないが知り合いに薦められて借りたの読んだ。当人も中古で購入したのか書籍が非常に臭くて小口どころか喉まで紙が変色しきっている。昭和58年の29刷ということなので私よりも年上なのでコレ…

入門 機械学習 Drew Conway(著), John Myles White(著), 萩原 正人(翻訳), 奥野 陽(翻訳), 水野 貴明(翻訳), 木下 哲也(翻訳)

私の本棚には買ったまま読まなかった本で溢れているが、本書もその中の一つ。何を思ったか購入したが読んでいない。そして現在にまた興味を持ち読もうと思い手に取った。読まなくてもそれを購入しておくことで次に興味を持った時に読めるというのはやはり便…

実践 コンピュータビジョン Jan Erik Solem(著), 相川 愛三(翻訳)

これも「入門 機械学習」と同じ理由で読み始めたが、同じように10ページほどしか読まなかった。本書は画像処理を解説した書籍と考えればよいだろうか。画像処理は10年ほど前に勉強したことがあるが、あの当時に「二度とやるか」と思うほどに苦しんだものにな…

フランクリン自伝 フランクリン(著), 松本 慎一(翻訳), 西川 正身(翻訳)

いやぁ素晴らしい。フランクリンのように生きたい。誠実とはまさにこの人のことだろう。本書に限らずフランクリンの自伝には後期30年の歴史が残されていないのが残念でならない。この30年がベンジャミン・フランクリンが最も有名な活躍をしたと言える年では…